カカオ果様
QUESTION.01
「和」をコンセプトとした、チョコレートスイーツ専門店です。佐伯区五日市中央に2018年9月にオープンしました。
実は元々空き倉庫を探していて、そこでアメリカンテイストのチョコレートショップを始めてみようと思っていたんです。でも、なかなかいい場所が見つからなくて…。
そうした中、縁あって今の庭園のある古民家を見つけました。せっかくだから、この雰囲気を生かし、他がやっていないようなお店づくりを進めようと思いました。ですから、最初から「和」テイストでいこうと思っていたわけではないんです。偶然、この場所が空いていたので…。運命みたいなものですね(笑)。
私自身面白い事をやるのが好きなので、「庭園、古民家、チョコレート…じゃあ、ここの雰囲気に合った “和ショコラ”をコンセプトに進めて行こう」と考えました。
お店の宣伝にはインスタグラムを使っております。インスタ映えって最近流行っていますよね。動画などを投稿しているので、ぜひご覧になって、お店に足を運んで頂ければと思います。
QUESTION.02
元々はお店の立ち上げなどのため、海外で仕事をさせて頂いておりました。そうした中、当時の広島酔心調理専門学校さんから「製菓コースを新しく始めるから、指導をして頂けないか」と声をかけて頂き、立ち上げに参加させて頂く事になりました。私は兵庫県出身なので、元々広島には縁もゆかりもなかったのですが、この時初めて広島で仕事をさせて頂きました。
当時、酔心さんは製菓の学校としては後発で、広島では3校中3番目でした。実績などが無く、学生を集めるのにも苦慮しましたが、当初より「全国の酔心」「5年後に日本一」を目指し、休みなく学生を指導してきました。その結果、全国コンクールで酔心の学生が1位、2位、3位を独占!という実績を残すことができました。私がこれまで指導してきた学生は400名くらいになりますかね。
酔心専門学校に在職している時から、タイヨーパッケージさんにはお世話になっていました。包材の事はタイヨーパッケージさんに任せたいと思っていたので、オープンの半年前に声をかけさせて頂きました。
QUESTION.03
オープンに向けて、包材も同時進行で決めていかなくてはならないので、担当営業さんには多くのメーカーの様々な商品を提案して頂きましたね。
「和柄」の包材は種類がそこまで多いわけではないので、通年で使えてお店の雰囲気に合ったものを探すのには苦労されたみたいですよ。包材探しのために、色々なメーカーのカタログを家に持ち帰っていたとか(笑)。
バレンタインやゴールデンウィークなどの繁忙期には、包材を切らすわけにはいかないので、こまめにやり取りをしましたね。「これくらい出るから用意しておいてよ!」と。「納品してもらったばかりなのに、もう無くなった!」ってこともありました。その都度対応して頂いて助かりましたね。
QUESTION.04
「和ショコラ」専門店は他に無い唯一のものだと思っているので、包材に関しても独自のものを選びたいと考えていました。焼菓子には和柄の袋、贈答用にも和風の缶を使ったりしています。
カカオ果ではケーキも販売しているのですが、他のお店のケーキとは違って、フルーツをほとんど使用していません。より「和」を感じられるこだわりのケーキをご用意しております。
しかし“和風”のケーキトレーというのはなかなか無いんですよね。タイヨーパッケージさんは多くのメーカーさんと取引をされていますから、こういった独自の包材を使いたいときは、選択肢を広げられるので良いと思います。
QUESTION.05
カカオ果 五日市本店には、「カカオ果」と「Cacao Lab Color」の二つのブランドがあり、「Cacao Lab Color」ではこだわりのチョコレートとチョコレートドリンクを扱っています。
なぜわざわざ名前を変えているのかというと、「Cacao Lab Color」のブランドで、別の場所にお店をだそうかなと考えているからです。
和庭園と上手くマッチした「カカオ果」のお店づくりを他でやるのは難しいため、先を考えて二つに分けていたんです。
新しくお店を始めるにはかなりエネルギーが必要ですが、お店の立ち上げを何度も手伝わせて頂いた経験と、若い頃テニスで兵庫県3位になった体力で、今後も色々な事へ挑戦を続けていきたいです。その時はタイヨーパッケージさんに包材の協力をして頂きたいですね。
タイヨーパッケージ担当者より
インタビューでは、お客様の生の声や、普段だと伺う事ができないであろう貴重なお話しを伺う事ができました。
今回のインタビューを通じて感じた事を書き記しました。